スペシャル Special


声優オーディション結果発表

応募期間 2011年8月10~25日  応募者総数:76名

前作を超える多くの声優様に
ご応募いただき、
ありがとうございました。

特に女性は11倍を超える倍率となりました。作品に大きな期待を抱いてくれたものと感じ、嬉しく思います。

厳正に審査させていただいた結果として、キャストを以下に発表させていただきます。落選された方はご希望に添えず申し訳ありません。

決定

奈々見詩音(ななみしおん)槍園学院二年F組

CV:篠原ゆみ

選考のポイント

企画段階から「天使的なヒロイン」は篠原さんにお願いしようと思っていました。ですのでオーディション対象からは外しています。篠原さんご本人もとても楽しみにしてくれて、今から収録が楽しみです。今作唯一の攻略ヒロインということもあり、ボイス量も圧倒的に多いです。篠原さんの天使なボイスで皆さん癒されてください。

決定

持月あやね(もちづきあやね)槍園学院二年F組

CV:ヒマリ

選考のポイント

シャーベット作品ではもうお馴染みですね。頂いたサンプルボイスが素晴らしかったです。前作『リザイン』のマスコット的メインヒロイン「月代さくら」とは全然役柄が違いますが、ご本人的にはこちらの方がしっくりくるのかも…。ツンデレ幼なじみとして、存分に罵倒していただきたいと思います。

決定

愛姫ほのか(まなひめほのか)宮城聖ラファエル学院三年

CV:御苑生メイ

選考のポイント

ライターの靖竹さんから「こんな感じの声」という明確な指定がありました。その雰囲気に近い方は少なかったのですが、御苑生メイさんはほぼ唯一と言っていいほどぴったり来ました。一風変わったお姉さんキャラですので、面白く活躍して欲しいと思います。

決定

柏木康平(かしわぎこうへい)槍園学院二年C組

CV:永倉仁八

選考のポイント

もはやお約束とも言える、美少女ゲームの「主人公の親友ポジション」です。イケメンなのにゲームオタクでヘタレキャラ。憎めない役柄として、永倉さんの声はぴったりだと思いました。はたして彼に活躍の機会はあるのでしょうか…?

決定

蛭田真一(ひるたしんいち)“天使狩り”

CV:有葉兎裡音

選考のポイント

男性陣の中では一番悩みましたね。蛭田は「主人公のライバル」ですので、相応のダークな魅力を持っていて欲しいのです。その中でぴったり来たのが、有葉兎裡音さんでした。わくわくします!

決定

神楽座麗(かぐらざうらら)進化生物学者

CV:野々村紗夜

選考のポイント

大学院生くらいのおねーさんをイメージしていました。適度に若い感じで、色っぽいけど知的です。罰当たりな服装は反権威的ですね。野々村さん、また白衣キャラです。彼女に白衣キャラが続くのは偶然だとは思うのですが。(笑) 進化論等の難しい専門用語が前作に引き続き多いのも偶然です。たぶん。

決定

豊田吾朗(とよたごろう)仙台のホテル王

CV:チャオ・ササキ

選考のポイント

「普通のおじさん」ではなく「印象に残る濃いおじさん」の声を望んでいました。チャオさんはおじさんとしていい声、いい味出してました。おかげですんなり決まりましたね。

決定

徳川青六(とくがわせいろく)徳川グループ会長、菊花会

CV:中里圭太

選考のポイント

おそらく応募されたどの声優さんよりも年上であろうこのお方。なかなかリアルに、というわけにはいかないのかもしれませんが、一番しっくり来た方として中里さんを選ばせてもらいました。業の深いお方です…。

決定

HN「だいてんし」さん

CV:桜城ちか

選考のポイント

ナゾの美少女です。応募された声優さんにだけ少しだけ設定を明かしました。かなり悩んだキャラです。「悪意なく無神経、でも魅力がある」声を求めていましたが、低めなのか、高めなのか…。最終的に桜城ちかさんに決まったポイントは「澄んだ声の雰囲気」です。ぜひとも萌えキャラになって欲しいと思います!

審査基準のポイント

  1. (1)「声質が役柄に合っているか」
  2. (2)「その声優さん特有の魅力が、キャラクターの魅力にプラス寄与できるか」
  3. (3)「キャラクターについて平面的な解釈にとどまらず、演技に人間的な深みを感じとれるかどうか」

基準は前作『リザイン』と特に変わってはおりませんが、追加して今回は特に

  1. (1)「役柄に合った声」であるかが問われました。卓越した実力を感じつつも、残念ながら今回は合う役柄がなく、泣く泣く選外になった方もおられました。また与えられた資料からの役柄の読解力も重要なポイントです。
  2. (2)については、基本的な演技力はもちろんの事として、それ以上の何が表現できているか、つまりこれは、声優さんが培ってきた「個性」が問われる事となります。美少女ゲームというジャンルでは、ユーザーが各ヒロインに興味を持ち、夢中にさせる魅力が必要です。現在のように無数の美少女ものがひしめいている状況では、通り一遍の「いわゆるらしい演技」では、ユーザーに「普通だな」という以上の印象を与えられません。たとえ発声や滑舌、ブレスのタイミングや喘ぎ声などが完璧でも、印象に残ってほしいのです。その声優さんにしか出せない特有の魅力を感じないものは選外としました。(女性キャラについては「萌え」、男性キャラについては「セクシーさ」を感じられるかどうか、と言い換えてもいいかもしれません。一言で説明できるほど単純なものでもないとは思いますが…)
  3. (3)については、演技力、演技の幅という問題です。

キャラの外見から想像できる、いわゆるロリキャラ声、だとかお姉さん声、という平面的な解釈ではなく、迫力や感情表現の幅、ニュアンスといった本質的な演技力を審査しました。人間は表面的な態度と本音の使い分けをする生き物ですので、その両者の差を表現できるか……という事でもあります。公募台本の台詞のチョイスからも、当方がそのあたりを意識しているのがわかったかと思います。

録音環境のばらつきについて

ボイスサンプルをスタジオで収録された方、宅録で収録された方様々でした。音質は問わないので、合格者の中には宅録の方も複数名おられます。(音声の中に車の音など環境音が入っていたりするのでわかります)

ただそれにしても、声の雰囲気が変質してしまうほど音質が悪い方もかなりおられました。弊社がネットラジオ収録で使っているレコーダーでも、そこそこの音質になります。2万円程度のもので良いので、購入をおすすめします。例えばこのようなものが手軽かつプロでも使える高音質でおすすめできます。

毎日使うものでもないので、高ければ声優仲間の方と共同購入されると良いかと思います。

今回の公募で弊社としてもたくさんの声優さんを知る事が出来て、嬉しい限りです。今他作品でお願いする事もあるかと思います。そして大きな作品を作る時はまた公募すると思います。その時はよろしくお願いします。

応募された声優の皆様方、本当にありがとうございました。 m(_ _)m